導入事例

魚にストレスをかけることが減り、育成状況向上や品質向上にも繋がる

IoT水質センサー

下松市栽培漁業センター
旗手 友紀様

IoT水質センサー

下松市栽培漁業センターでは、ヒラメとトラフグの養殖を行っています。 10年前から水温の測定を手作業で行ってきましたが、水温だけでなく、 DO(溶存酸素)の値や塩分濃度を自動で24時間測定し、そのデータを蓄積することでより高度な育成方法を見つけ出していきたいと考え、導入を検討しました。

「IoT水質センサー」は、手動ではなく自動で計測ができるので、測定する作業時間を削減できました。クラウドへデータが蓄積されるので、Excelへの転記も不要です。 魚は夏になりDOが不足すると斃死するので、閾値を設定して通知する機能や、 生簀の状態をスマホで確認できる機能は、魚のストレス軽減に活用でき、育成状況向上や品質向上に繋がると考えています。

今後は、データを活用した育成方法の確立や作業効率化に向けて取り組みを進め、より早く大きく育てることで育成コストの削減や付加価値向上を目指します。

魚が餌の時間を把握する!データを見ることで新しい発見を得られる

IoT水質センサー

高知大学
深田 陽久教授

IoT水質センサー

研究室では、直径6m、容積30トンの水槽が18基あり、適宜、小型の水槽に収容して飼育をしています。 魚を飼育・観察することで研究に活かせることは多いですが、人手不足という問題が常にあります。 水質センサーの導入を検討していたところ、費用が他社よりも安く、他企業からの評判の良いアイエンターのIoT水質センサーを知り導入を決めました。

「IoT水質センサー」は水槽から離れた場所でも自動計測された水質データをリアルタイムで確認できるので、心理的不安が軽減されました。 また、魚の斃死リスクを下げられるのは安心です。
センサーを導入したことでわかったこともあります。 魚が餌の時間になると活発になり、溶存酸素が少し低くなることで、魚が餌の時間を把握しているんです。 2日に1回でも魚は覚えています。水質の管理だけではなく、データを見ることで新しい発見も得ることができ、研究に役立っています。

作業時間の軽減・魚の斃死リスクも軽減できるサービス

IoT水質センサー

小浜海産物株式会社
田辺 一真様

IoT水質センサー

小浜海産物株式会社は、水産物の加工、そして地方卸売市場として海産物ほか食品全般を取り扱っています。 他社の水質センサーを導入し、水質を監視していましたが、測定のエラーが発生したり、使い勝手もあまり良いものではありませんでした。 別の水質センサーを探していたところ、価格や計測間隔が短く設定できる部分を含め、1番使い勝手が良さそうだったので、導入を決めました。

水槽が38基あり、測定作業に1時間半程掛かっていましたが「IoT水質センサー」を導入してからは水質を測定する作業時間をかなり減らすことができました。 また、通知機能もあるので、心理的な負担もかなり減りました。 実際にDO(溶存酸素濃度)の値が設定した閾値を下回ると通知が届き、現場で状況確認するとエアレーションが止まっていたことがありました。 すぐに気づけたことで斃死を防ぐことができたので、魚の斃死リスクも軽減できるサービスだと実感しました。

水揚げ直後の鮭入札をデジタルトランスフォーメーション

IoT水質センサー

斜里第一漁業協同組合/
ウトロ漁業協同組合

電子入札システム

毎年9月~11月に北海道斜里町のウトロ漁港にて行われる秋鮭の入札を、Androidタブレット端末を用いて行うことができる電子入札システムを開発しました。 従来の入札は現物入札で、魚を仲買人さんが実際に見て入札室に行き、紙に書いて入札をしていました。

「電子入札システム」は、「入札時間の短縮」と「入札データの蓄積」を目的に開発しており、 仲買人さんが入札金額を入力するためのAndroidタブレットアプリ、入札データの管理はPCのブラウザで確認できるWebアプリケーションにて構成されています。
入札システムの導入により、仲買人さんはタブレットを持ち歩きながら屋外でも同時に複数の入札に参加できるようになり、入札時間の短縮が実現されました。 また、入札が完了するまで水揚げを待機せざるを得ない状況にあった漁船の待ち時間も大幅に削減され、魚を鮮度の高い状態で仲買人さんに見てもらうことができるようになりました。

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