ストーリー

i-ocean横浜ラボで養殖、「オニテナガエビ」試食会を実施

i-oceanが提供するIoT水質センサーなどのITテクノロジーを活用した閉鎖式陸上養殖研究の一環で、1cm程度サイズの稚エビを入荷し、出荷サイズまで成長させる実験を実施しました。

その結果、初回の実験でありながら目標サイズの成長個体を育成することができました。

ただ、成長したオニテナガエビが果たして「美味しいのか?」は気になるところでもあり、 今回、「横浜テクノタワーホテル 鉄板焼レストラン 八景」様にご協力頂き、オニテナガエビの試食会を行いました。
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試食会を実施することになった経緯は?

成長したオニテナガエビの味の評価や実食体験ができるところを探していたところ、 i-oceanの横浜ラボが入居しているビル「横浜金沢ハイテクセンター・テクノコア」の運営組織である横浜企業経営支援財団様から同敷地内の 「横浜テクノタワーホテル 鉄板焼レストラン 八景」の榎本シェフをご紹介いただきました。
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試食したオニテナガエビについて

今回は、初回の育成実験ということもあり、エビの味などへのアプローチはせず、まずは出荷サイズに育てることを目標とした稚エビから1年以上成長させた個体です。
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味の感想は?

榎本シェフからのご提案もあり、エビの味が一番わかりやすい塩焼きにして試食しました。食べてみて、「淡白で味(うまみ)が薄い」というのが全員一致の感想でした。

今回の試食会開催にあたって、養殖したオニテナガエビの旨味や安全性を調べるため、事前に外部の検査機関に成分分析を依頼しており、 旨味であるアミノ酸含有量が低いことは認識していましたが、今回の試食で自分たちの舌で答え合わせができた形となりました。
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成分分析結果

他のエビとの食べ比べをしてみた感想は?

試食会の途中で、「天使のエビ」と食べ比べをしてみましたが、こちらも全員一致で「天使のエビの方がうまみが後に残る」という感想でした。 旨味もさることながら、エビを連想させる淡い赤い色やプリっとした歯ごたえも、今回、養殖したオニテナガエビとはまったく異なるものでした。
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今後について

2024年4月からオニテナガエビ養殖研究の2シーズン目として稚エビの育成を開始しました。

第1回目の試食会としては、 事前のオニテナガエビ成分分析結果通りで旨味が薄いという結果でしたが、次回の試食会では旨味を強化させるため、与える餌や水質環境などを変化させて育成実験を行う予定です。
オニテナガエビ養殖研究
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